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株式会社ハート・アンド・アート

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公募展出展マニュアル

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1.公募展を選ぶ

公募展を選ぶ
作品がアトリエで眠っているなら、ぜひ公募展に出展してみませんか?
作品を出展し、評価を受けてみることは、新しいステージへの第一歩です。
自分の作風や特色を生かした公募展を選んで出展しましょう。

公募展は大きくコンクール展、美術団体展の2つに分けられます。

A.コンクール展

コンクール展
美術館や企業、自治体などが主催するもので、入選者・受賞者の数は少なめ。しかしながら、受賞者には高い賞金が出たり、作品が買い上げられることが多い。
審査員は、美術評論家・美術作家・学芸員・主催企業のトップなど。

入選作品の展覧会や画集を見て、コンクール展の傾向を把握することが大切。
また審査員の顔ぶれも、そのコンクール展の傾向を判断する重要な材料。審査員が変わると入選作の傾向も変わることがあるので注意。
具象・抽象・現代美術などのジャンルや、作品の素材をチェックして、自分の作風に合ったコンクール展に出展しましょう。

B.美術団体展

美術団体展
美術団体が主催する展覧会。美術団体は会員、準会員、会友などの構成員と一般出展者から構成されます。
一般出展者が会員になるためには、その団体展で賞をとったり、何回も入選することが必要です。
審査員は、その美術団体の構成員や美術評論家など。 

一般的に……
団体の知名度が高い場合……入選率が低い
団体の知名度が低い場合……入選率が高い(初出展大歓迎!)

2.規定書(応募用紙)を手に入れる

出展する公募展が決まったら、さっそく規定書(応募用紙)を手に入れよう。

規定書(応募用紙)を手に入れる
1.主催者に電話・FAXをして、送ってもらう。
2.返信用切手を送付して、送ってもらう。

最近ではホームページからダウンロードできる場合も多い
規定書を取り寄せたら、じっくりと読み込もう。
  • ※申込締切:作品を搬入する前に申込を済ませなくてはならない事前申込の公募展もあるので、締切日は要チェック!
  • ※応募資格:年齢制限や居住地による制限に注意。
  • ※応募作品:作品のジャンル、素材、大きさ、出品点数、額装の有無などをチェック。
  • 規定外だと作品を受け付けてもらえない場合があるので要注意。

用語チェック①:搬入・搬出

直接搬入・直接搬出
自分で受付会場に運ぶ。
(場合によっては、業者が運ぶ場合も直接搬入と呼ばれることがあるので注意。)
委託搬出・委託搬出、間接搬出・間接搬出
業者に頼んで運んでもらう。

※主催者によって用語の使い方や解釈が異なるので、わからないことがあったら主催者に問い合わせることが大切。
※作品の搬入会場が展示会場と異なる場合もあるので注意。

用語チェック②:署名・捺印

著作権の問題をクリアするためや、作品の事故(傷・破損など)への免責のために求められる場合がある。

用語チェック③:画歴

作家としての活動プロフィール。学歴や、受賞歴、個展の開催歴など。


3.額縁をつける

作品に額はつけたほうがいいの?どのような額を選べばいいの?

最大限自分の作品が映え、個展会場である画廊の中で最も映えるような額を選びましょう。

公募展の場合

  • ・出品規定をよく読み、規定の範囲内のものを選ぶ。額の幅や材質が規定されている場合があるので注意。
  • ・高額な額や、お気に入りの額は使用しない。
    公募展に出展すると、輸送の際だけでなく、搬入作業や審査、陳列、撤去、搬出という一連の作業で、時間的にもスペース的にも限られた中で作品移動が行われます。
    そのため、額にキズがつくのは当たり前と考えた方がよい。
    アルミ製の簡単な額縁か、木製の棒縁で十分。レンタル額も利用価値あり。

水彩の場合

  • 表面にアクリル板など(ガラスは不可の展覧会が多い)を入れるので、ある程度しっかりした額縁が必要。
    マットを使う場合が多いので、マットの幅と作品の大きさとのバランスを考えて額を選びましょう。
    自分でパネルに水貼りして、マットを作品に合わせて作成して、額装するのが基本ですが、代行してくれる画材店や搬入搬出業者もいます。

公募展に出展する場合に気を付けなければならない事

  • ・額の裏の金具が出っ張ってしまうものは、他人の作品を傷つけてしまう恐れがあるので、使用するのを避けるべき。
  • ・画面より額が出っ張っている状態が安全。
    作品の意図を害する場合は別だが、それなりの覚悟が必要。最低でも5mm位額のほうが出っ張っている状態が安全。棒縁を取り付ける場合には特にこのことに注意する。
  • ・額は、作品にしっかりと取り付ける。
    ネジ、釘等でしっかり取り付けること。いい加減な取付けをすると、移動途中に額がはずれて他の作品まで巻き込んだ事故に発展する可能性がある。
    また、ガムテープのみで額に作品を取り付けるのは作品の為にもよくないので避けましょう。

4.梱包する

STEP1 茶紙(クラフト紙)を巻く
茶紙(クラフト紙)を巻く まずは画面が擦れないように、やわらかい茶紙(クラフト紙)を巻きます。
古いシーツ等でも良いが、新聞紙は画面を汚す可能性があるので避けましょう。
必ず画面より大きなサイズのもので表面がすっぽり包まれるようにして下さい。
STEP2 クッション材を巻く
クッション材を巻く 今度は、クラフト紙等で包んだ作品を、エアクッション等のクッション材で巻きます。
画面がデリケートな作品は2重、3重に巻くようにしましょう。
STEP3 ダンボールで包む
ダンボールで包む 板状のダンボールで作品包みます。
板状のダンボールが手に入らない時は,ダンボール箱を開いて、ガムテープでつなぎ合わせて板状にしてから、作品全体が包まれるように梱包して下さい。
STEP4 補強する
補強する 上下を補強するため図のような形の箱状のものを作って、作品の上下に当て込みます。
作品の角はどうしても、弱くなるので図のようにしっかりと蓋をするイメージで箱を作って下さい。
STEP5 紐で結ぶ
紐で結ぶ しっかりと、紐で結んで下さい。
梱包の外側には必ず「取扱注意」と「平積厳禁」という文字を大きく赤マジック等で記入する事。
STEP6 配送
配送 さあ、出発です。
きれいな状態で配送してくれるしっかりとした業者を選びましょう。


5.作品を会場へ運ぶ

自分でやるコース

  • ①決められた搬入出日、スケジュールは空いている?
  • ②公共の交通機関で運べる大きさ?
  • ③自分の車を使う?レンタカーを借りる?

駐車スペースの有無、車のサイズ、一人で積み下ろし作業可能?、レンタカーの費用 ガソリン代
※搬入会場の駐車場は混み合うので、余裕を持って出かけよう。会場での手続きにも時間がかかります。

専門業者におまかせコース

メリットその①
搬入時に出る梱包材を持ち帰らなくて良いので楽々!!
メリットその②
搬入時の駐車場混雑にイライラしなくてすむ。
メリットその③
複数点出展し、入選と選外に分かれた場合、2度搬出に行かなくてはならない。
業者に依頼すれば、選外作品も入選作品も引き取り、運んでくれる。

HOW TO 専門業者選び

  1. ①わかりやすい料金設定
  2. ②親身になってアドバイスしてくれるか
  3. ③運輸省から認可されているか

業者に問い合わせる際には以下のことをちゃんと聞いておきましょう。

  • ・集荷日をこちらで決められる?(返却日も同様)
  • ・土・日・祝に集荷可能?(返却日も同様)
  • ・レンタル縁縁が取り揃えられている?、作品の組み立て等、付帯作業をしてくれる?
  • ・個別輸送してくれる?
  • ・保険に対する明確な規定を設けている?

6.作品の事故について

作品が傷ついた責任は誰にある?(答え:わからない)

作品の事故1
受付会場にて 受付のアルバイトや係りの人
作品の立て方が悪かった。
作品の事故2
保管場所にて お手伝いの人
「この人の絵も見てみたい!」と引っ張り出した時、また元に戻そうと押し込んだ時。
作品の事故3
審査中にて 多数の業者の中の誰か
作品を移動させたり、整理する時。
作品の事故4
運搬中にて 業者ドライバー
積み下ろしの際の扱いが悪かった。


7.作家の家計簿(公募展編)


8.絵画の基準寸法表

よくあるご質問